倉敷の住宅では、外壁の"下地板"を大工さんが張っています。
「"3mジモノの5枚チドリ"が僕のコダワリです」と監督が。
3mというのは、
もっと短い2mの下地板を使うともっと安くなりますが、
板と板の継ぎ目が多くなる。
ジモノというのは、
岡山ではヒノキという意味だそうで、
杉を使う工務店もありますが、柔らかく伸び縮みが大きい。
5枚チドリというのは、
5枚おきに継ぎ目の位置を変えて、
互い違いに千鳥張りに張るということ。
すべてが、ヒビの入りづらい外壁を作る工夫で、
隠れて見えない下地がたいせつ。
今回のあらい建設の瀬古監督は、
このような心配りを随所にみせてくれます。