京都で修行時代に初めて担当したお施主様に、 「僕はカツオのタタキがあまり好きではない。」というと、 「それは本物のタタキを食べてないからよ」と言いかえされたことを鮮明に憶えている。 それから高知に行く度に食べている、 高知城近くの「ひろめ市場」にある「明神丸」のカツオのタタキ。 ニンニクもポン酢も不要な、 塩でのみ食べる鰹のタタキが、今では大の好物だ。