京都市の耐震改修の現場では、 訪問者を外から内へといざなうように「版築」の塀が使われています。 「版築」とは、土に小石や石灰を混ぜ、型枠に流し込み、少しづつ突き固めたもので、 非常に古典的な手法で、法隆寺の築地塀などが有名です。 今回の版築のサンプルですが、 土の配合を変えて、10cmづつ手作業で突き固めていくので、 非常に手間も時間も掛かる工程となります。 やっと型枠が外れたところで、 今回の建物で非常に重要な要素であるだけに、 仕上がりも良く安堵しました!